グランビルの法則の勝率/何番を選ぶべき?

今回は、グランビルの法則勝率について解説していきます。株式、FX、仮想通貨のエントリーはグランビルの法則だけでいいことを以前にもお伝えしてきました。

そこで、今回はグランビルの法則の勝率を見て・・・グランビルの法則の何番を利用していくのかを見ていきましょう。グランビルの法則は、1番~8番まであります。

しかし、1番~4番と5番~8番は真逆になります。なので解説は1~4番までを行っていきます。5番~8番までは逆に考えていただければと思います。

グランビルの法則とは?

そもそも、グランビルの法則はこの図の8つに分類されるエントリーサインになります。では、さっそく1番~4番までのサインの勝率を見ていきましょう。

グランビルの法則1番の勝率

こちらのチャートは、グランビルの法則1番で勝率がなぜそのような確率になるのかをわかりやすく解説するために掲載しています。

グランビルの法則1番の勝率はおおよそ30%~50%の間になります。なぜ、勝率がごれだけ低くなるのかというと、グランビルの法則1番は逆張りのエントリーサインだからです。

上記のチャートを見てもわかりますが、下落トレンドでやってきているところを移動平均線を上にブレイクしたところがグランビルの法則1番になります。

 

要は、転換点を狙って買いエントリーするのがグランビルの法則1番になります。通常、トレンドは継続しやすい性質があるので一旦上に抜けたとしても、グランビルの法則6番に戻される可能性があるわけです。

下落の勢いの方がまだ強い状況なので、勝率が低くなってしまうのです。ただ、勝率が低い代わりに値幅がとれるというのがこのグランビルの法則1番になります。

 

転換点をとれれば、今度は上昇トレンドの底から天井までとれるので大きな利益になるのです。勝率と値幅は、トレードオフの関係なのでどっちもとりたいというのは無理なのです。

あなたが勝率重視なのか。それとも値幅重視なのか。それを性格にあわせて決めておく必要があるのです。そこがグランビルの法則で最大のポイントになります。

グランビルの法則2番の勝率

次にグランビルの法則2番の勝率についてです。グランビルの法則2番のエントリーサインはチャートにもあるように、上昇トレンド中の急落の後の急上昇で移動平均線を上にブレイクしたタイミングです。

大事なことは、下がっているタイミングでグランビルの2番だとは思わないことです。それは、グランビルの5番になる可能性があるからです。

なので、しっかりと戻ってきて移動平均線を上にブレイクしたのを確認してからエントリーをします。ここを間違えると著しく勝率が減ってしまうので注意が必要です。

グランビルの法則2番の勝率は60~75%になります。グランビルの法則2番の勝率が高いのは、上昇トレンド中に買いで入るので、トレンドは継続しやすい性質から勝ちやすいのです。

だから、勝率は高くなります。その代わり、値幅があまりとれないという欠点があります。なので、グランビルの法則の1番と2番はどちらがあなたの性格にあっているのかしっかりと考えて利用する必要があります。

負ける取引が少ないほうが心理的に安定するので、一般的にはグランビルの法則2番の方がいいって人が多いです。ただ、値幅がとれなかったり損切り幅が大きかったりする欠点もあります。

 

私自身は、グランビルの法則2番よりも1番を得意としていますがこれは本当に性格によると思います。両方って人もいますがそれは、あまりおススメしていません。

なぜなら、グランビルの法則1番を狙う人は5番を狙うからです。そうすると、グランビルの法則2番と5番のどっちが正しいのかわからなくなってしまうからです。

グランビルの法則3番の勝率

グランビルの法則3番もわかりやすくするため、チャートを乗せています。上昇トレンド中に移動平均線にタッチした後に上昇していくタイミングでエントリーするのがグランビルの法則3番です。

グランビルの法則3番も2番同様、トレンドの向きと同じ方向にエントリーするため勝率は高くなります。グランビルの法則3番の勝率は、60%~75%ぐらいになります。

 

ただ、グランビルの法則3番も値幅があまり取れないという欠点があります。グランビルの法則3番は主に、乗せ(買い増し)に利用している人が多いです。

グランビル1番で買っているような人が、買い増すのにグランビル3番を利用するというのが多いです。値幅があまりとれない傾向にあるグランビル3番と値幅がとれるグランビル1番はとても相性が良いのです。

グランビルの法則4番の勝率

グランビルの法則4番は、大きく下落してオーバーシュートしたタイミングで買っていきます。なので、勝率は低くなります。

グランビルの法則4番の勝率は15%~30%というところです。下落しているところを買っていくので、かなり難しいトレードになります。そのため、勝率が低くなってしまいます。

グランビルの法則4番でトレードする人は、エリオット波動やフィボナッチ数列などを詳しく勉強して転換点の数値を導き出す勉強をしてトレードしています。

なので、もう少し高い勝率の人もいるかもしれませんが一般的な勝率を考えるとこんなもんになります。4番のいいところは、サクッと利益を抜けるところにあります。

利益もグランビルの2番や3番よりも大きくなる傾向があります。なので、短くサクッと大きく勝ちたい場合はグランビルの4番を研究するとよいでしょう。

勝率を求めるのか?

ここまで見てきたように、勝率と値幅はトレードオフの関係にあります。勝率が高ければ、値幅は少なくなるというのがテクニカル分析の基本になります。

大事なことは、あなた自身がどんな性格なのかということです。連敗が続いても大きな利益をとっていきたいというのであれば、グランビルの法則1番や4番。

 

利益が少なくても勝率高く勝っていきたいというのがグランビルの法則2番や3番になります。自分の性格を無視して1番や2番を選ぶことのないようにしましょう。

やってみて、グランビルの1番がしんどいのであれば2番にしてみればいいですし、2番よりも値幅をとりたいのであれば1番を狙っていくということになります。

 

世の中的には、デイトレ思考の人が多いのでグランビルの法則2番を推奨しているのが多いというのが実態としてあります。デイトレは勝率がすごく重要になってくるので、自然とそうなります。