仮想通貨の損切りができない/誰でもできる資金管理の極意

このページは、仮想通貨損切りについてお伝えしていきます。仮想通貨の投資家というのは、初心者の人がとても多いです。そのため、損切りができないという人がすごくたくさんいます。

 

また、ユーチューブやline@で情報を提供している人のほとんどが損切りは必要ないという情報を発信しています。そのため、さらに損切りしない人を助長しています。仮想通貨は、また上がるからずっと保有してガチホでいいんだというのです。

 

私は、こんな情報を触れるにつれていつも思います。こんな動画を見るたびに損切りが出来ずに資金を失って仮想通貨市場から退場する人が多くいるんだろうと。これは、実は仮想通貨だけの話ではありません。

 

株でもFXでも、全部同じです。みんな損切りができないんです。だから、90%以上の投資家は常に負けて残り10%の投資家は生き残るわけです。今、ガチホで仮想通貨に残っている人は初期のころから仮想通貨をしていた人だけです。

 

人より早い段階で仮想通貨市場にいたために、損してないだけなのです。そんな初期からの人でも、ガチホだとヤバイのではないか?そんな不安を抱きはじめています。それは、仮想通貨市場がビットコインをはじめ年初からずっと下落相場だからです。

 

税金のせいにするマインドの低さ

また、個人投資家の中には税金が雑所得だからガチホしか方法がないとアホなことを言います。確かに雑所得なので税をがっぽりと取られる可能性が高いです。しかし、競馬や競輪なども基本は雑所得ですが継続的に利益を上げている人は事業所得として判例で認められています。

 

つまり、継続的に利益を上げるのなら損切りは経費にできるということです。なので、損切りをしっかりして継続的に利益を上げていけば税がどうこうという問題はないのです。また、法人にすればそんな問題は一切なくなります。

 

そのため、私は仮想通貨の取引をすべて法人でしています。税がどうこうというのであれば、それぐらいのことを勉強するべきです。税理士に聞けば教えてもらえますし・・・ガチホしている人の言い訳や甘えにすぎません。

 

そんなリサーチ能力だから、損切りもせずに含み損をどんどん増やしていくわけです。損切りできないのであれば、私は投資なんてするべきではないと思います。仮想通貨が拡大市場だから、ガチホしとけば利益が上がるなんて大嘘です。

 

半年間の下げで、3年以上下げがあるかもというのは気付かなければいけません。株の世界では5年以上業績のいい会社が価格を下げているなんてことも普通にあります。そういったことを調べずに、情報に振り回されて勉強をしないから負けてしまうのです。

 

損切りは直近安値が原則

私は、投資で最も重要なことは負ける金額をいかにすくなくするかだと思っています。損切りは、広告宣伝費と同じように経費という考え方をしています。広告宣伝費をいかに少なくして利益を上げるのかというのが経営です。

 

投資も考え方は同じで、損切りをいかに少なくするかというのが重要なのです。市場から退場する人のほとんどがこの損切りや資金管理ができずに退場を余儀なくされるのです。では、投資で最も重要な資金管理はどのようにするのか。

 

そのエッセンスをお伝えしていきます。まず、チャートを見てみましょう。これは、2018年6月27日のビットコインのチャートになります。今回は、1時間足で見ています。

参照:トレードビュー

 

仮に今、ビットコインを買おうと思ったとします。個人的には、下がっている最中なので絶対に今買ったりしませんが・・・あくまで仮に今買ったとします。その際に、直近の安値を損切りポイントに置きます。

 

やや見えにくいと思いますが、現在値が673,312円になります。損切りの金額が直近安値になりますので、644,000円になります。なぜ、直近安値に損切りポイントを置くかというと、今見えるところで最も低いところだからです。

 

最も低いところをなぜ損切りポイントにするかというと、そこを割ってくると買っている人の中で、利益を上げている人がいなくなるからです。644,000円を下回ってくると、最近買った人はみんな負けていることになります。

 

そうなると、なんとか損失を減らそうと投げ売りをしてくるのです。投げ売りをしてくるとそこからさらに大きく下げるので、損切りができなくなってしまいます。その前に、自動的に逆指値を入れて損切りを直近安値に入れておくのが資金管理です。

 

投資で最も重要なもの

損切りをなぜ、直近安値にするべきか理解できたと思います。では、ここから最も投資で生き残るために重要な話をします。それは資金管理の話です。今回の例でいけば、損切り幅がすごく少なくてすみます。

 

1枚ビットコインを買うとすると、673,312円-644,000円=29,312円という損切りになります。これが、仮に直近安値が仮に60万円だったとしましょう。すると、損切りが73,312円になってしまいます。

 

仮にあなたの投資資金が100万円だったとしたら、前者は損切りは3%未満になります。しかし、後者は7%を超える損切りになります。この7%を超える損切りというのは、私は絶対に耐えれません。

 

1回の取引で損切りは3%以内と私はルールで決めています。もちろん、このルールはあなたがリスクをどれだけとるかということです。なので、5%でもいいのですが最大でも5%が限界というのが私の実感です。

 

なので、仮に1回の取引に損切は5%とルールで決めたとしましょう。すると、投資資金が100万円しかなかったら73,312円という直近安値のところでは損切りができなくなってしまいます。

 

そこで出てくるのが購入枚数の調整という方法になります。損切りが5%以内になるように、枚数で調整をしていくわけです。先ほどの例でいくと、下記のような計算になります。損切りは、100万円の5%なので5万円ですね。

 

●購入枚数= 50,000円 /(673,312円-600,000円)  = 0.682 枚

 

上記のような計算で、あなたの損切りの%に合うように枚数を調整していきます。これが投資を行ううえで最も重要な資金管理になります。ちなみに、投資金額が1000万円だと5%は50万円になります。すごく大きいように思いますよね。

 

1回の取引で50万円うしなうとなるとでかい。そう思うのであれば、3%にすればいいですし・・・この損失の管理というのは自分のルールで決めるものです。投資家が自分で決めることができるのは、この損切りだけになります。

 

相場が上がるか下がるかは自分では決められません。だからこそ、損失だけは自分でしっかりと限定しておくのです。これが資金管理の極意になります。

 

損切りのルールまとめ

資金管理を考える時に、最も重要なのは損切りのルールです。ただ、これを5%にする。10%にするということを決めるだけでは片手落ちです。インターネット上では、ほとんどの人がそのようなことをうたっています。

 

しかし、チャートのなんの節目にもなっていないところの価格で、投資資金の5%だからという理由で損切りをするのは理にかなっていません。なぜなら、なぜそこを損切りポイントにするのかという理由がないからです。

 

大事なことは、損切りポイントに意味があるかないかです。直近安値に損切りを置くことで、利益を上げている人がいなくなるポイントで売るという理由ができます。利益を上げている人がいなくなると投げ売りがおきます。

 

すると、そっから大きく下げていきます。それを知っていれば、直近安値に損切りポイントを置くことが重要になります。この意味をわかっていなければ、結局損切りができなくなってしまうんです。

 

なぜ、損切りをそこにするのかがとても重要なのです。また、この損切りに感情を入れないために購入と同時に逆指値を入れることをお勧めいたします。逆指値を入れれない取引所ははっきりいって使ってはいけません。

 

自分の損失の管理もできないような取引所は、今すぐ使うのをやめてください。買ってすぐに、上がるか下がるかまだわからない段階ですぐに逆指値(ストップ)を入れておくことが運用上のコツになります。

 

そして、損切りのルールをつくると必ず起きることがあります。それは、損切りにかかった後に上がっていくということです。ただ、これは上がっていけばもう一度買い直せばいいだけです。

 

損失を限定できているということが重要なのです。なので、あなたも直近安値に損切りを置いて枚数の調整で資金管理をするようにしてくださいね。この資金管理ができるようになったために、私は現在も投資活動を続けてこれているのです。

 

投資で最も重要なことはなにか?それは、100%資金管理です。資金管理を感情で行わないために、直近安値で行い枚数で調整します。そして、それを自動的に逆指値で行っていくのです